初めてパソコンを購入するとき、どれを購入すればよいのか本当に迷いますよね。パソコンの種類が多くて、自分にあっているものがわからず困っていませんか。
- パソコンの性能がわからない!
- ノートパソコンとデスクトップパソコンでは、どちらがいいのかな
- どこで購入すればいいのかな
- セキュリティソフトは購入したほうがいいのかな
- パソコンの初期設定は自分でできるのかな
- サポートと保証はどうなっているのかな
などと悩んでいる方へ、初めてパソコンを購入するときの選び方を紹介いたします。
私はオンラインのパソコン教室に入っています。2年間学んでパソコンにある程度詳しくなりました。私も最初は悩んでいましたが、今では購入するときの選び方を紹介することができます。
目的と予算の設定
パソコンを購入する前に、自分の目的と予算を明確にしましょう。これらを設定することでぶれることなく、より適切な選択ができます。
パソコンを使ってしたいこと
ビジネス用なのか、勉強や趣味で使用するのか、ゲームをするのかなど、目的によって必要な性能は違ってきます。パソコンにはできることがたくさんありますので、自分が何をしたいか明確にしておくと選択しやすくなります。
必要な予算
価格も幅広いので、自分の経済状況やどこまでパソコンに投資したいのかを考えて予算設定しましょう。パソコンの価格はさまざまな要素によって変わります。高価でも安価でもそれぞれに特色があり理由があります。最初に予算設定して選択を絞り込むのも効率的です。
スペック(性能)は4つ覚える
初めてパソコンを選ぶときに、最も重要なポイントはスペック(性能)です。
聞き慣れない難しい言葉ですが4つだけ覚えましょう。
CPU(シーピーユー)プロセッサー
CPUは、人間でいうと脳の部分に相当します。パソコンのすべての指示を受け取り処理します。CPUが高性能であればあるほどパソコンはより速く多くのことを同時に処理できます。
主流の製品には「Intel Corporation(インテル)」の「Core(コア)」シリーズや、
「AMD Inc. (エーエムディー、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ)」の「Ryzen(ライゼン)」シリーズがあります。
製品名 | メーカー | 性能 | 価格 |
---|---|---|---|
Core i5 | Intel Corporation | 中程度の高性能 | 普通 |
Core i7 | Intel Corporation | 高性能 | 高め |
Core i9 | Intel Corporation | 最高性能 | とても高い |
Ryzen 5 | AMD Inc. | 中程度の高性能 | 普通 |
Ryzen 7 | AMD Inc. | 高性能 | 高め |
Ryzen 9 | AMD Inc. | 最高性能 | とても高い |
「Core i5」「Core i7」「Core i9」、「Ryzen 5」「Ryzen 7」「Ryzen 9」のように数字が大きくなるほど高性能です。
「Core i5」「Ryzen 5」以上が推奨されていますが、「Core i9」「Ryzen 9」になると値段が上がります。
メモリ
メモリは、作業する机のようなものです。現在行っている作業を一時的に保存するために使用されます。メモリ容量の単位として使われる「GB」は「ギガバイト」の略です。例えば、4GBのメモリがあれば4ギガバイト分のデータを一時的に保存し処理できます。
メモリ容量 | 作業強度 | 推奨される作業 | |
---|---|---|---|
4GB | 軽度 | ウェブサイト閲覧 簡単な文書作成 | |
8GB | 普通 | ウェブサイト閲覧 動画視聴 文書作成 | |
16GB | 高度 | 簡単な画像編集・動画編集 一部のゲーム | |
32GB | 非常に高度 | 高度な画像編集・動画編集 高性能ゲーム 大規模データ処理 |
メモリの容量が小さいと効率的に作業を進めることができなくなりますが、大きすぎると余計なコストがかかります。
※メモリの増設は、自分で行うことが不安ならば専門業者に依頼できます。メモリの種類と規格が間違っているとパソコンが正常に動作しなかったり、誤った取り扱いにより故障したりします。
ストレージ SSD(ソリッドステートドライブ)
ストレージはタンスのようなもので、データを保存する場所です。
SSDとはデータを記録するための装置です。
今までパソコンの電源を入れたときに10分…20分くらい起動しなかったことはありませんか?
それが、「SSD」のパソコンだと30秒くらいで起動するようになります。
起動や動作に最も関係してくる部分は、この「SSD」という部分です。
CPUやメモリの性能に関わらずデータの出し入れがすごく速くなります。
250GB以上の容量を持つSSDが推奨されています。
GPU(ジーピーユー)グラフィックスボード
GPUは、グラフィックスボードの一部であり、パソコンの画面に表示されるグラフィックスや動画を生成したり加工したりします。
- グラフィックスボードには、GPUのほかにもビデオメモリ(VRAM)や冷却装置などが搭載されています。
- ビデオメモリは画像データを一時的に保存するためのもので、冷却装置はGPUが発熱しないようにするための装置です。
- GPUの性能が高いほど、パソコンはより美しい映像や動画を表示することができます。ゲームや動画編集をするのなら、高性能なグラフィックスボードを搭載したパソコンがオススメです。
※デスクトップパソコンは、GPUを容易に交換、アップグレードすることができますが、ノートパソコンでは基本的に交換できません。ノートパソコンで高性能なグラフィックス処理が必要な場合、最も簡単な方法は、グラフィックスボードが搭載されたゲーミングノートPCを購入することです。
ノートパソコンとデスクトップパソコンの違い
ノートパソコンかデスクトップパソコンかの選択は、使用目的や予算にあわせて行いましょう。
携帯性と軽量性のノートパソコン
ノートパソコンは通常、モニター、キーボード、タッチパッド、内蔵カメラ、マイク、スピーカなどを備えている一体型のパソコンです。
- 自宅用ノートパソコンは画面サイズ15.6インチが一般的です。重さは2kg前後ですがモデルやブランドによって異なります。
- 持ち運び用のノートパソコンは11~14インチがよいです。重さは1kg未満のものが便利ですが、作業効率や安定性、耐久性を高めると価格も上がります。
- 多くのノートパソコンにはWI-FIやBluetoothなどのワイヤレス接続機能が内蔵されているので、インターネットに簡単に接続できます。
何をしたいかわからなくて初めてパソコンを購入する初心者の人や、3Dゲームをしない人は、ノートパソコンを選びましょう。簡単な動画編集ならノートパソコンでもできます。
高性能と拡張性のデスクトップパソコン
デスクトップパソコンは机の上に置いて使用するように作られたパソコンです。
- 高性能グラフィックスボードや大容量のメモリを備えているので、高画質、高速処理です。
- 大画面モニターやキーボード、マウス、プリンターなどを簡単に接続できます。
- 通気性がよく、長時間のゲームプレイでも加熱しにくいです。
3Dゲームや高度な動画編集、プロのようなイラストを描くのであればデスクトップパソコンがよいです。
ノートパソコンの購入場所
ノートパソコンはさまざまな場所で購入できます。
家電量販店で購入
家電量販店では、一般的なノートパソコンを購入できます。
多くの店舗は、市場で人気のあるモデルを取り扱っています。
- 店舗で実際に製品を見て触れることで、製品のサイズや質感を確認できるので安心です。
- 販売員に直接質問してアドバイスを受け、欲しい機種があればその場で購入し持ち帰れます。
- 店舗によってポイントが付くのでお得です。
オンラインストアで購入
メーカー直販サイトや大手通販サイトでは、幅広いノートパソコンを購入することができます。一般的なモデルから最新の高性能モデルまで、多種多様な製品を取り扱っています。
- 製品の詳細情報を見ながら、簡単に比較検討できます。
- メーカー直販サイトでは、カスタマイズや特別なセールがあります。
- 大手通販サイトでは、セールが頻繁に行われポイントも付くのでお得です。
オンラインストアは高性能な製品を安価に提供するので、安く高性能がよければネット購入がよいです。
デスクトップパソコンの購入場所
デスクトップパソコンの購入場所は多岐にわたりますが、BTOパソコンメーカーでの購入が最もオススメです。一部のメーカーは実店舗も運営しています。
BTOパソコンを選ぼう
BTOパソコンを説明するよ
BTOパソコンとは、「Build To Order」(ビルド・トゥ・オーダー)の略で、自分で部品を選ぶことができます。CPUやメモリ、ストレージなど、必要な性能を自由に選択できます。例えば、ゲーム好きな人はゲームに特化したパーツを選べます。専門的なサポートを受けることができ、満足度の高いパソコンを購入できます。
BTOパソコンメーカー
以下のような企業がBTOパソコンメーカーとして知られています。
- マウスコンピューター
- ドスパラ
- サイコム
- パソコン工房
- TSUKUMO
性能がよく安価なパソコンが購入できますし、サポート体制も整っています。
セキュリティソフトの購入について
セキュリティソフトを必ずしも購入する必要はありません。
Windows8以降からは「Windows Defender」という無料セキュリティソフトが標準搭載されています。ただし、有料のセキュリティソフトは、より高度な機能やサポートを提供する場合がありますので、必要な方は購入を検討しましょう。
パソコンの初期設定は自分でできる
パソコンの初期設定は自分で行うことができます。
私は電気屋さんに頼むと数万円かかると聞いて、自信はありませんでしたが挑戦しました。インターネットで「初期設定 Windows11」と検索すると、わかりやすい動画やサイトがたくさんあります。これらは初期設定の手順を視覚的に示してくれるだけでなく、詳細な説明や注意点も提供してくれるため、とても役立ちます。
スマホがあれば検索できますし、経験者に聞いてみるのもいいですね。必要な手順や設定を忘れないようにメモしておくと安心です。
しかし、無理せず専門業者に依頼することも一つの方法です。
サポートと保証
初心者が製品を選ぶ際には、サポートと保証についても注意深く確認することが大切です。
国内と海外のメーカーにはいくつかの違いがあります。
国内メーカーの場合
- 一般的にサポートが充実しています。製品に関する問題やトラブルが発生した場合、丁寧に対応してくれます。
- 通常、長期間の保証を提供していますので安心感があります。
- 保証期間やサービス内容はメーカーごとに異なりますので、購入前に詳細を確認しましょう。
海外メーカーの場合
- 日本語サポートや保証期間に注意しましょう。
- 具体的に、電話やメールでのサポートはあるか、保証期間は何年か、修理費用はどのくらいかなど、事前に確認しましょう。口コミ情報なども参考になります。
おすすめパソコン
以上のことを踏まえたうえで私が購入したパソコンは、マウスコンピューターのノートパソコンです。
- マウスコンピューターは、BTO(Build To Order)パソコンを提供する、国内生産のパソコンメーカーです。
- デスクトップパソコン・ノートパソコン・タブレットなどがあります。
- 「3年間無償保証(一部製品を除く)」
- 「24時間×365日電話サポート」が標準で付帯、休日や深夜でも専門国内スタッフがサポートしています。
初心者には扱いやすく快適に使えています。スペックを確認し自分にあったものを選びましょう。
まとめ
パソコン初心者が初めてパソコンを購入するときの選び方を紹介いたしました。
- 性能を4つ把握しよう!
- ノートパソコンとデスクトップパソコンは用途によって検討しよう
- 購入場所に注意しよう
- セキュリティソフトは購入しなくてもよい
- パソコンの初期設定は自分でできる
- サポートと保証を確認しよう
これらのことが一つでも参考になれば幸いです。自分にぴったりのパソコンを選ぶことで、日常の使用が快適になるでしょう。あなたのパソコンライフが豊かなものになるよう願っています。
最後まで読んでくださってありがとうございました。