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パソコンをインターネットにつなげるには?仕組みを知ろう!【Windows11】

Windows11基礎

パソコンをインターネットにつなげるには具体的にどうしたらよいのでしょうか?あまり深く考えたことはなかったかもしれませんね。仕組みについての知識があるだけで、パソコンの苦手意識がだいぶ薄れます。ちょっとしたトラブルにも慌てず対処できるように、知識をより一層深めていきましょう。ルーターとONU、回線事業者とプロバイダーの役割、光コラボレーションサービス、光電話の利用方法、Wi-FiとBluetoothの違いについて詳しく説明します。

全体像を把握

インターネットにどのようにパソコン(スマホ、タブレット)が接続されているのか、全体像を把握しましょう。「家の中」と「家の外」に分けて考えるとわかりやすいです。

家の中「ルーターとONU」

パソコンを「ルーター」という機器に接続し、ルーターを「ONU」という装置に接続します。

ルーターとはインターネット接続機器

ルーターとは、パソコンやスマホ、タブレットなど複数の端末をインターネットに接続するための機器です。有線と無線の二つの接続方法があります。

有線接続の方法「有線LAN接続」

パソコンとルーターをLANケーブルで直接接続することを「有線LAN接続」といいます。ケーブルを使ってデータが行き来するため、信号が安定して速い通信ができます。

  1. パソコン側とルーター側のLANポートに、LANケーブルを差し込み接続します。

LAN「Local Area Network(ローカル エリア ネットワーク)」とは自宅やオフィスなど、狭い範囲内で構築されたネットワークのことです。

無線接続の方法「無線LAN接続(Wi-Fi)」

ルーターから発信される電波で接続することを「無線LAN接続(Wi-Fi)」といいます。Wi-Fiは電波を使ってデータを送受信するので、電波の強度や障害物などの環境要因に影響を受けることがあります。

  1. タスクバーの端にある通知領域の「ネットワークアイコン(地球のマーク)」をクリックします。
  2. 開かれたウィンドウの左上にある「Wi-Fiアイコン(電波のマーク)」をクリックします。アイコンの背景が白から青に変化します。
  3. 右にある「矢印」をクリックします。
  4. 利用可能なネットワークの一覧が表示されます。
  5. ルーターの裏側に書かれている「SSID」と同じ名前のネットワークを選択します。
  6. 「接続」ボタンをクリックします。
  7. 「ネットワークセキュリティキーの入力」に「パスワード」を入力します。ルーター裏側の、「SSID」の近くに書かれていて、「KEY」や「PASS」などという表記がされています。
  8. 「次へ」をクリックします。
  9. 「接続済み、セキュリティ保護あり」と表示されます。
  10. ネットワークアイコンがWi-Fiのアイコンに変わり、設定が完了します。

「SSID」は簡単にいうと「電波の名前」です。
Wi-Fiの電波には、主に「2.4GHz」と「5GHz」の二つの周波数帯があります。
2.4Gは電波が遠くまで届くので、壁や部屋を隔てても使用できます。
5Gは近距離通信に適していて、障害物がないところでは通信速度が非常に速いです。
使用状況やニーズにあわせて選ぶとよいです。

Wi-Fi非対応パソコンにWi-Fi接続する方法

Wi-Fi機能の備わっていないパソコンも存在します。
デスクトップPCや古いノートパソコンには、Wi-Fi機能のない種類が多く見受けられます。
この場合、USB接続タイプのアダプタをパソコンのUSBポートに挿すことで、電波を受信できるようになります。無線LANアダプタは1000円前後で購入できます。

ルーターの障害と対処法

一般的に、インターネットに接続できなくなった場合、ルーターが原因であることが多いです。有効な手段としては、いったんルーターの電源ケーブルを抜いて約10分間放置し、その後再度挿し直す方法があります。この手順によって、接続の復旧が期待できます。

重要

パソコンをルーターに接続することによってインターネットにつながります。

ONU(光回線終端装置)とは信号変換装置

ルーターだけでは、インターネットの回線を家の中に引き込むことができません。
もう一つ機器が必要になります。
それが「ONU(光回線終端装置)」という装置です。

ONUとは、光回線を利用するインターネットサービスに必要な信号変換装置です。
光回線のコンセントとONUを光ファイバーケーブルで接続し、光ファイバーからの光信号をデジタル信号に、またその逆に(デジタル信号を光信号に)変換します。ONUの役割は、外からインターネットを家の中に引き込みインターネット回線に変えることです。

ONUの基本設定

基本的に、ルーターは一つだけ挿し込み口の色が違うので、そこにLANケーブルを挿し込みます。

1. ONUの電源を入れます。
2. ONUとルーターをLANケーブルで接続します。

ONUとルーターの統合

最近では、ONUとルーターが統合されており、両方の機能を一つの装置が担うケースが増えています。必要な機器が一つにまとまり、場所を取らず効率的に管理できます。提供される機器は契約会社によって異なるため、自分に適した製品を選択しましょう。

光電話の利用方法

家の電話を光回線で契約した場合は「ONU」ではなく「ホームゲートウェイ」を使用します。
一般的に、ONU、ルーター、光電話などの機能が一体化された「ホームゲートウェイ」という装置が提供されます。
電話を接続するにはホームゲートウェイと電話機をモジュラーケーブルで接続します。

家の外「回線事業者とプロバイダー」

初めて回線を接続する場合や引っ越し先で新たにインターネット接続する場合には「回線事業者」と「プロバイダー」の2か所と契約する必要があります。通常、どちらか片方に連絡すれば、案内を受けることができます。

回線事業者とは回線を提供する会社

回線事業者とは、インターネット回線自体を提供する会社です。

主な回線事業者は、NTT東日本・西日本やKDDI、電力会社、ケーブルテレビ会社です。
光回線やADSL回線、ケーブルテレビ回線など、インターネットに接続するための回線を提供しています。インターネットを利用できるように設備工事を行うほか、回線の品質や速度の管理なども担当しています。

基本的に工事業者が置いていくのはONUです。ルーターはレンタルするか購入します。

プロバイダーとはインターネット接続サービスを提供する会社

プロバイダーとは、私たちとインターネットをつなぐ会社です。回線事業者から提供されたインターネット回線を利用し、インターネットサービスを提供します。

光コラボレーションサービスのメリット

インターネットを契約したい場合、「回線事業者」と「プロバイダー」との2か所と契約手続きを行うことが一般的でした。しかし最近は、二つをまとめた「光コラボレーションサービス」が人気です。

NTTの光回線を使用して提供されるサービスなので、一般的には回線事業者との契約のみですみます。光コラボレーションサービスは、基本的に回線事業者がプロバイダーの役割も担っています。

メリット
  • 契約手続きが1か所ですむので、手間と時間を節約できます。
  • 請求が一元化され、管理が簡単になります。
  • セット割引などの特典も受けられることが多く、費用が節約できます。

光コラボレーションサービスを提供している回線事業者には、NTT東日本・西日本、ソフトバンク、楽天などがあります。
サービスブランド名は、ドコモ光、ソフトバンク光、楽天ひかりなどです。

Wi-FiとBluetoothの使い分け

Wi-FiとBluetoothはどちらも無線通信技術のことですが、無線通信を行うためのルールや基準が違います。それぞれの特徴を知って使い分けましょう。

Wi-Fiの特徴

  • 高消費電力の無線通信技術です。高速データ転送や広範囲の通信を提供します。
  • 通信距離は通常30mから50m程度ですが、条件によって最大100mまで届くこともあります。主にインターネット接続に使用されます。
  • 高速通信が可能です。インターネットコンテンツの迅速なダウンロードやオンラインゲーム、ビデオ会議などに適しています。

Bluetoothの特徴

  • 低消費電力で長時間使用できます。
  • 通信距離は短く1mから100mまでです。主にイヤホンやキーボード、マウスなど身近なデバイスで使用されます。
  • 通信速度は、一般的にはWi-Fiに比べ遅いですが、軽度のオンライン活動やウェブ閲覧には適しています。

※パソコンの機種によって接続が不安定なこともあります。その場合は、マウスやキーボートなどはUSBを使用して接続する方法もあります。ポートの数を確認して使用しましょう。

まとめ

パソコンをインターネットにつなげる仕組みとして、家庭内と外部のネットワーク構成、ルーターとONU、回線事業者とプロバイダーの役割について説明いたしました。そして、光コラボレーションの概要、光電話の利用方法、Wi-FiとBluetoothの違いについても詳しく説明いたしました。実際に家の中の機器を見て確認すると、より理解が深まります。